世界14億人の信者を束ねたローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が21日、死去した。融和や寛容、平和や共存といった価値観を重んじ、核廃絶や反戦を訴え続けた教皇の訃報(ふほう)に、世界中から追悼の声があがっている。
ローマ・カトリック教会の総本山、バチカンのサンピエトロ大聖堂は21日昼、教皇の死去を知らせる鐘を鳴らした。現地メディアは、訪問者が広場に集い、聖堂に向けて祈りを捧げる様子を伝えた。
鐘はパリのノートルダム大聖堂でも、教皇の生きた年数に合わせて88回鳴らされた。マクロン仏大統領は「教皇は、教会が最も貧しい人びとに喜びと希望をもたらすこと、人びとを互いに、そして自然とも団結させることを望んでいた」とX(旧ツイッター)に投稿し、その死を悼んだ。
フランシスコ教皇は宗教の違…